さつき会が第1回北海道産業人材育成企業知事表彰を受賞しました

この賞は、今年4月に道が「北海道産業人材育成方針」を策定し、特に人材育成が大きな課題として捉えられている分野を重点分野として、人材育成を積極的に推進している中小企業等を表彰するもので、今回、3企業が表彰を受けました。さつき会が選定された理由は、以下のとおりです。

1.人材育成の理念・指針

・当該法人のビジョンである「働きがいとやりがいのある職場づくり」の実現を図るため、平成22年度から「人材育成システム改善3か年計画」を策定し取組を進めている。
・入社後2か月間は週1回の短時間面談を実施し、新人の緊張と不安を取り除きながら、必要な知識・技術を身につけられるよう1年間OJTやOFF-JTを実施、介護の知識・技術を確実に丁寧に教える体制を整備。

2.従業員との面談の実施

・1回20分程度の面談において、徹底して上司が部下の「不安・悩み・困りごと・上司への要望」に耳を傾け、悩みが軽減・解決されるよう具体的な助言、上司自身の行動改善、業務改善を図り、上司と部下の信頼関係や温かく意欲的な組織風土を築くことをに努めている。

3.研修等受講環境の整備

・法人独自のキャリアパスにおいて役割資格、昇格基準要件、受講すべき研修、取得すべき資格等が明確にされており、どのような能力開発が必要であるか可視化されている。
・介護福祉士、社会福祉士等の公的資格取得に対して受験料を法人が貸与(免除規定あり)。受験日には職務免除、合格後の研修受講は公務出張扱いとし、旅費・受講料を法人が負担、受講しやすい環境を整備。

平成24年11月20日、道庁知事会議室にて表彰式があり、理事の浅井基典、波潟施設長が役職員を代表して出席してきました。

このような賞が受賞できましたのも、職員一人ひとりを大切にした運営を重んじる理事会、人材育成システム改善三カ年計画を策定し主導した経営・管理職、その計画を行動に移してくれた職員、より良いケアとスタッフ育成に熱意と根気を持って取り組むNPO法人全国高齢者ケア研究会の泉田研究委員長・諸先輩・仲間たち、風通しの良い施設づくりに協力してくれている地域住民とご家族、推薦機関として後押しして頂いた北海道社会福祉協議会、皆々さまのおかげです。あらためまして、さつき会が重んじている「職員一人ひとりを大切にする運営」が評価され、このような素晴らしい賞を頂けましたことを喜ぶとともに、法人創設から今日までの間、ご指導・ご協力いただきました皆さまに心から感謝とお礼を申し上げます。